引っ越し単身パックのサイズ別料金比較と、最適な利用方法

ひとり暮らしの引っ越しなど荷物がそれほど多くはないとき、トラックを1台借りての引っ越しでは料金が高くついてしまう可能性があります。

その場合は単身パックサービスを利用することで、引っ越し料金を節約できます。今回は、単身パックで運べるサイズや料金相場などを比較解説していきます。

引っ越し単身パックとは?

単身パックの特徴

「引っ越し単身パック」とは、日通が商標登録しているサービスの名称です。ほかの引っ越し業者にも「単身引っ越しサービス」(ヤマトホームコンビニエンス)や、「小口便引越しサービス」(サカイ引越センター)など単身者向けのサービス名が業者別にいろいろとあります。

以下では、その代表として、日通が商標登録した「引っ越し単身パック」について説明します。引越し単身パックは、主にひとり暮らしで荷物が少なく大きな荷物もない人用のサービスです。

引っ越し単身パックの特徴は、

⇒サイズの決まっているコンテナに積めるだけ、引っ越し荷物を収納して運べること

です。コンテナに収まるのであれば、荷物の数や重さなどは料金に反映しません。規格の決まったコンテナを借りるため料金も比較的明快で、引っ越しにありがちな

⇒「思っていたよりも高くついてしまった」というトラブルを避けられること

ができます。

単身パックのサイズ

日通の引っ越し単身パックには、

⇒当日便、S、L、Xの4種類

があります。S、L、Xの違いは、荷物を収納するコンテナのサイズです。各種類のサイズ比較は以下のようになります。(単位:cm【四捨五入】)

種類 高さ 横幅 奥行き 容量比率
S 155 108 74 1.0倍
L 175 108 104 1.6倍
X 199 165 228 6.0倍

単身パックSに比べると、Lは1.6倍の容量です。サイズが大きいということは、それだけ運べる量も多くなるということなので、荷物の量や大きさに不安がある人は単身パックSよりもLを注文すると良いでしょう。

Lよりもさらに大きな単身パックXは、2トンコンテナを使用し、Lサイズのおよそ3倍、Sサイズのおよそ6倍もの量(押入れ2間半程度)を運べる大容量プランとなっています。家財が多く、なおかつ遠方に引っ越しする人に単身パックXは最適なプランです。

引っ越しを円滑に進めるコツは、余裕を持ったサイズのコンテナやトラックを選ぶことです。コンテナサイズは小さいほうが料金相場ももちろん安くなりますが、積み込みきれない荷物があった場合には逆に高くついてしまう可能性もあるので注意しましょう。

一方、単身パック当日便は、半日で引っ越しが済むような近距離引っ越しで荷物の少ない人向けのプランです。車で30分ほどの距離で4時間程度あれば引っ越しが完了できる場合には、大変お得なプランとなっています。

また、単身パック当日便はコンテナを使用せず、ダンボール箱やハンガーボックスを使用した引っ越しとなります。ハンガーボックスは4個まで無料で貸し出しをしており、ダンボール箱10箱、テープ1個、フトン袋1枚は無料で進呈されるのでお得です。

単身パックのサイズ別料金相場の比較

サイズ別料金相場

引っ越し単身パックのコンテナは、サイズごとに料金相場が決まっています。日通の場合、オンラインで注文した場合にはweb割引が適用されるキャンペーンを実施しており、単身パックSとLの場合、税抜き2,000円が一律に割り引かれます。

サイズ別料金を他の引っ越し会社のサービスと共に下表にまとめます。(運搬距離目安:同一市内間)

【単身パック他の引越し料金相場】

業者名 サービス名 サイズ(cm)
(高×幅×奥行)
料金相場
(円)
日通 単身パックS 155×108×74 15,000~
ー〃ー 単身パックL 175×108×104 16,000~
ー〃ー 単身パックX 199×165×228 51,000~
クロネコ 単身引越サービス
パックmini
130×104×104 13,000~
16,000
ー〃ー 単身引越サービス
パック
170×104×104 14,000~
17,000
サカイ 小口便引越サービス 
(関東~関西間のみ)
144×105×75 要問合せ

割引適用後の単身パックSは税込み1万5,000円からで、単身パックLは税込み1万6,000円からです。金額の後ろに「から」と付いているのは、距離によって料金相場が変わることがあるからです。(表中は同一市内間の料金です)

同市内での引っ越しと北海道から沖縄への引っ越しは、もちろん同じ金額ではないので、長距離引っ越しになれば引っ越し料金は当然高くなります。

荷物が比較的多く長距離になりそうであれば、150キロ離れた引っ越しから申し込める単身パックXがお得でしょう。単身パックXは、たとえば北海道から東京都へ引っ越しする場合、7万5,500円と決められています。

割増しと割引きの条件

また、引っ越し料金が高くなる事例として、SとLには18時〜21時までの夜間配達および土・日・祝日配達が税抜き2,000円増、土・日・祝日の夜間配達は税抜き4,000円増(いずれも1ボックスあたり)があります。

また、3月22日~4月5日の引っ越し繁忙期には、1ボックスあたり税抜き5,000円増しです。さらに、荷物がコンテナからはみ出てしまったら追加料金を支払わなければならなかったり、自分で荷物を持ち運ばなければならなかったりします。

コンテナは1ボックスごとに料金が決められているため、どうしてもコンテナに入りきらなかった分は追加コンテナを注文して積み込まなければなりません。

ただし、日通の引っ越し単身パックSとLには、複数ボックス割引という便利な割引制度があります。これは、2ボックス以上注文すると1ボックスあたり1,000円が割引されるというものです。

そのため、荷物の量に不安を覚えたら、あえて単身パックSを2個注文しても良いでしょう。また、さらなる割引として、エリアや集荷日によって1ボックスあたり1,000円割引となるものもあります。

このように、単身パックにはさまざまな割引があるので、自分のケースに当てはまるものがあるかをきちんと確認することが大切です。

単身パックではどのくらいものを運べる?

単身パックSに積めるもの

コンテナサイズを見ただけでは、どのくらいの量を詰め込めるかいまいちわからないかもしれません。

単身パックSでは、

2ドア式110リットル程度の冷蔵庫
3段カラーボックス
布団
姿見

など比較的大きな荷物も入れることができます。また、

20インチの液晶テレビ
小さめのテレビ台
電子レンジ
掃除機

も一緒に積み込むことが可能です。

さらに、日通がくれるMサイズのダンボール箱(517mm×343 mm×343 mm)を4箱も同じコンテナ内に収納することが可能です。家具付き賃貸への引っ越し、あるいは家具付き賃貸からの引っ越しの際に、単身パックSは大いに役立つでしょう。

単身パックLに積めるもの

引っ越し単身パックLでは上記のものに加えて、さらに

4キロ程度の衣類が洗える洗濯機
390 mm×530 mm×230 mm程度の衣装ケース

も入れることができます。日通のMサイズダンボール箱を1個追加で積むことも可能なので、単身パックLでは家具のない部屋への引っ越しにも対応できるでしょう。

単身パックXに積めるもの

単身パックXはLの3倍サイズなので、さらに

ソファなどの大型家具
自転車

なども運ぶことができます。

これだけの荷物をコンテナに積んで運ぶのは不安に感じるかもしれませんが、単身パックSとLでは1ボックスごとに200万円まで、Xでは300万円までの運送保険が付いているため、万が一のことが起きても安心です。

また、ダンボールに細かなものを詰める作業は自分で行わなければならないものの、大きな荷物をコンテナに積む作業は作業員がやってくれるのでこちらも安心できる要素となっています。

単身パック利用の流れ

流れその1:見積もり依頼

引っ越し単身パックを利用する一連の流れを紹介していきます。まず、web上や電話などで単身パックの見積もり依頼を行います。

申告した荷物の量などによっては単身パック以外のものを勧められたり、訪問見積もりになったりすることがあります。単身パックはいつでもお得というわけではなく、ボックスの量が増えればトラックを使った引っ越しのほうが安上がりになるケースもあるからです。

流れその2:小物の梱包・箱詰め

単身パックで引っ越しをすることが決まれば、引っ越し予定日の前日までにダンボールに食器や本など細かなものを箱詰めにしていきます。家具や家電製品類の梱包は、引っ越し当日にスタッフが梱包し積み込んでもらえます。

流れその3:引越し先へ移動~解梱

引っ越し先に着いたときも、家具や家電製品の解梱と設置作業はスタッフが行うので安心です。ダンボール箱に詰めたものは引っ越し前同様、自らの手で開けて取り出していきます。

このように、ダンボールに小さなものを詰めること以外の作業は、スタッフが行うので引っ越し作業がかなり楽だと言えます。単身パックは、女性や高齢者のひとり暮らしでも簡単に引っ越しができるプランなのです。

また、初めてひとり暮らしをする人や、単身赴任で引っ越しが多い人などにも、大変使い勝手が良いと言えるでしょう。さまざまなサイズのコンテナが用意されているため、場合によっては荷物の少ないカップルも利用可能となっています。

単身パックのその他メリットと注意点

ポイントが貯まる

単身パックをよりお得に感じさせてくれるものに、マイルやポイントが貯まる点が挙げられます。

マイルはJALとANAの2種類対応しており、それぞれ申し込みの際に会員番号などを伝えます。100円の利用で1マイル貯まるので、1回の引っ越しでしっかりマイルを手に入れられるでしょう。

また、pontaポイントと楽天ポイントも貯めることが可能です。申し込み時にそれぞれの会員番号などを知らせると、100円につき2ポイント貯めることができます。こちらも大変お得なので、ぜひチェックしておきましょう。

オプションを有効利用する

単身パックは基本的に荷物を積み込んで運び、荷物を降ろすといったシンプルな作業がメインとなるため、便利なオプションはあまりついていません。

その代わり、オプション料金を支払うことで、さまざまな利便性を享受できるようになります。たとえば、エアコンの取付やテレビ・オーディオの配線接続また、ベッドやラックといった大型家具の組立てや解体も、オプションで受け付けています。

また、梱包資材が必要なら税抜き2,800円で、Sサイズ(343 mm×343 mm×343 mm)4個とMサイズ6個のダンボール箱、クラフトテープ1個、フトン袋1枚を申し込めます。

シンプルなプランだからこそお得な価格で引っ越せる単身パックは、必要なものがあればオプションでカバーできる便利さも備えています。

サイズ選定が難しい

単身パックは1台目にはぎっしりと物が詰まり2台目はスカスカという状態でも、2台分のコンテナ料金を支払わなければならないので損になることもあるものです。単身パックのコンテナサイズで迷ったら、LおよびXを選んでおいたほうが賢明だと言えるでしょう。

また、単身パックXはLの3倍大きいとすでに述べましたが、Lコンテナを3つ注文するよりもXをひとつ注文したほうが料金的にはお得です。

場合によっては数万円もの差になるので、どちらのほうが最終的にはお得になるのか1度問い合わせをすると良いでしょう。訪問見積もりを行えば、プロのスタッフが的確に荷物量にあったプランを提示してくれます。

荷物が少ないなら引っ越し単身パックがおすすめ!

引っ越し単身パックは決められたサイズのコンテナに荷物を積むというとてもシンプルなプランです。料金相場も明快で、引っ越しの計画が立てやすいのも魅力と言えます。

荷物がそれほど多くないのなら、お得な単身パックをぜひ利用してみましょう。

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